仙台TAの皆さん、そして近県から集まったTAの皆さん、
2日間共に、ayuの本気をこれでもか!ってくらいに引き出してましたね!!!!
今回は、イズミティ21というホール会場だったのですが、1日目にayuが
「ピンクに染まってて、可愛い💛」と、MCで言っていたので、2日目に私も
1階の下のほうから眺めて見たんですが、客席がなだらかな斜面になっていたので、
本当に客席全体がピンクのヴェールに覆われたような感じになっていて、
確かにすっごく可愛くて、そんな中に男性ファンの姿もある――。
なぜか、そんなことに今さらながら、微笑ましい気持ちになったツリコです。
ライブハウスではうちわがNGだったりと規制も色々ありましたが、
今年もTAの皆さんの自主的な呼びかけもあり、大きな問題も起こらず、
残すところ、明日の福井と東京のみとなりました!
そして、昨日は、名古屋3日目の振り替え公演決定のお知らせも発表されて、
名古屋TAの皆さんも、やっとひと安心できたかと思います!
名古屋の振り替えがあるのか、ないのか、このツアーレポ内で触れなかったことで、
もうないんじゃないか?とガッカリしているコメントもSNSなどで見ていたので、
「イヤ、今ちゃんと新たなスケジュール調整をしている最中なんですよ!」と、
前回の松山&広島公演のレポの中でも、書きたい気持ちは山々だったんですが、
やはり書けること、書けないこともあり――。
仮病なんじゃないか説なんていう、とんでもない記事も目にしていたし、
「ツアー再開したからといって、声が元通りってワケじゃないですから!」と、
さすがに擁護したくても、私としては名古屋レポで、ちゃんと事実をTAの皆さんに
お伝えしたし、これ以上、体調のことに触れるのはどうなんだろう?と――。
頑張って当たり前、体調の管理もプロの仕事のうち、という大前提がある中で、
「体調不良だけど許してね」とは、何より本人が思ってない。
だとしたら、私がやたらめったら、そのことに触れることこそ、マイナスなんじゃないか。
そもそもこのレポTAの皆さんに向けて、私が共有したい想いを書いているのであって、
憶測で言いたい放題の外野のことなんて、もうどうでもいいじゃないか――。
そんな気持ちでいたのですが、仙台公演の帰りに新幹線を降りて歩いていたら、
TAの女のコたちに声をかけられたんです。
「ayuちゃん、まだ声辛そうだったけど、感動しました! ayuちゃんにありがとうって伝えてください! SNSで無理して元気アピールしなくてもいいよ、って」
その言葉を聞いて、あ~、なるほどな――と。
そういえば、トレーニングしている姿とかSNSに載ってましたよね。
あれは元気アピールだったのか――。というと、確かに、そういう側面もあったのかな?
私はレポートする側ということもあり、日々、裏側での彼女の様子を見ているので、
浜崎あゆみとしてステージに立つ上での、通常のメンテナンス。と、受け取ってたんです。
仙台2daysのことでいえば、特に何かを本人から聞かずとも、体が浮腫みやすくなってる様子だったり、ステージでの疲労も通常より蓄積されやすい状態なのは、一目瞭然。
声にしても、傷口がやっと治りかけたようなところに、また全力で歌ってしまうものだから、一進一退みたいな状態が続いてしまう。それが現実。
にもかかわらず、私もツアーも終盤になってきたので、
「仙台の帰りの車内でレポ用のコメント取材をさせて欲しいな~」
と、ayuにお気楽にLINEして、
「声、出ますかね(笑)」というayuからの返信で、
あ~そうだった! 体調万全の時ですら、2days後は楽屋でも声帯に負担をかけない
ヒソヒソ話みたいな話し方なのに、なんでこういう大事なこと忘れるかね、私――。
と猛反省した次第で。
忘れたことへの言い訳みたいですが、それくらい、私たちにも弱音を吐いたり、
辛いとか、キツイってことをよっぽどじゃないと口にしないから、ついうっかり、
何年この現場を見てるんだよ!ということしちゃったよね――。完全に言い訳ですが(汗)
そんなこともありながら、仙台の2daysを振り返ると、
また、あらためて、どれだけ彼女がTAツアーの一日、一日を大事にしているかが
伝わってくる瞬間がありました。
1日目のバラードパートで、仙台を訪れるたびに必ず歌ってきた、あの曲を
アカペラで歌ったこともそう。アカペラだったということは、
前もってツアー用に準備されていた歌ではなく、
ayuが個人的に仙台そして東北TAのためにプラスしたということ。
彼女がラストに
「また会える日まで、みんな笑顔でいてくれますか? 約束してくれますか?」
と、力いっぱい声を張る、みんなとのあの約束を、毎回のように仙台では、
あの歌で果たしてるんだなぁ――とか。
2日目の本番前の楽屋では、急遽、ある曲の振り変更をダンサーのKAZUMAくんとしていたのですが、アリーナツアーとは違い、毎回、会場の形状が変わるTAツアーで、
どうすることがベストかを、1日目の映像から洗い出して、
それがたった一日のためでも、改善点があるのなら実行に移す。
改めて書くことでもないくらい、彼女の現場では当たり前の光景ですが、
もしかしたら、その変更に気づくのはごくわずかじゃないか?
と思うほど、些細な変更なんですけど、それでも、楽屋を出る寸前まで、
体に叩き込むように自分の動きを真剣に鏡の前で確認していたayu――。
その背中を見ていて、これが“浜崎あゆみ”なんだよな――って。
TAツアーだから当然、ayuの大ファンばかりの集まりで、
ayuがステージに出てくるだけで大歓声が沸く。
ちょっとしたアクシデントがあれば、それはそれで、焦ってる彼女も新鮮!
とばかりに、会場が温かな笑いに包まれたり――。
そういうアットホームな雰囲気がTAツアーの魅力でもあるけど、
実際は、どんな小さなことも見逃さずに、真剣にステージ作りをしているベースが
あるからこそ、あれほどの大きな歓声や、みんなの笑顔があるんですよね。
もはや、そうじゃないステージを観たことがないから、比較こそ出来ないけど、
きっと、彼女のワンステージ、ワンステージに挑む“気持ち”だったり、
TAの熱量に負けないよ!という“想い”が、歌だけじゃなくパフォーマンスからも、
ひとりひとりにちゃんと伝わってるから、これだけの一体感が生まれるんだよな――と。
TAに向けて作った曲たちを、TAへ向けて直接歌える機会の貴重さはもちろん、
これまで抱えてきた伝えたい想いを、歌い手としてどこまで伝え尽くせるか――。
途中のMCで楽しそうに笑っていたり、客席とフランクに会話をしていても、
毎回、同じ曲、同じ場所で感極まって声を詰まらせるayuを見ていると、
それが、どれほどの想いなのか――。
彼女にとって、このTAツアーがどんなものなのか、私なりに理解はしているつもりで、
それを言葉で表現したくても、やっぱり言葉が見つからない。
TAのひとりひとりが心で感じているはずの“それ”がすべてなのであって、
答えをひとつにしてしまうような、余計な言葉で汚したくないとすら思えてくる。
私にとっては、そんな仙台公演でした。
そんな翌日、別の仕事の取材先で、
「あゆさん、大変みたいでしたね」「TAツアーってどうなんですか?」と、
浜崎あゆみのステージを観たことがない編集さんから聞かれ、
「大丈夫なワケはないんだけど、それを感じさせないくらい、スゴイです」
「アリーナツアーが彼女のアーティストとしての本領発揮の場だとしたら、
TAツアーは彼女の人間力と、彼女を歌の魅力をファンの皆さんが教えてくれる場所って感じですかね」
と、意外とあっさりそういう言葉が自分の中から出てきて、
レポで、いつも長々とあれやこれや書いてきましたが、
TA以外の人に分ってもらうとしたら、書けることなんてこれくらいだよね――って。
それくらい、このTAツアーは深すぎる。
名古屋の振り替えと同時に、今年のカウントダウン・ライヴの情報も解禁になりましたが、
本当に、17年連続という記録って凄いこと――。
これは誰かと比較して、こっちのほうが長いとか、そういうレベルの話じゃない。
しかも、カウントダウン・ライヴの熱気って、アリーナツアーとも違う独特なものがあって、TAツアーのスタンディングの部分の熱気と似ている気がするのですが、
うっかりボーっとしてると、その熱気に気圧されてクラクラするほど。
それほどまでに熱い想いの何万人という人たちを集客し続けてきた17年という歴史。
私はそういう、物凄いアーティストのレポを書かせてもらっているんだなと思うと、
ネタバレ云々はさておき、まだまだ、伝えるべきことは他にもあるんじゃないか?
何か見逃してないか? いや、きっと、そんなことだらけなんだろうなと――。
TAの皆さんとayuが、共に歩んできた17年間で心に刻んできたもの、
そして、今回のTAツアーで、さらにどれほどその想いを深くしたのか――
それこそ、レポでは補いようもないことですが、残すところ数公演。
ちゃんと良きタイミングを見計らって、ayu本人からも、
TAツアーに託した想いや、TAの皆さんとの思い出を預かってきますので、
どうかラストまで、お付き合い頂けたらと思います。
明日は、ayuが仙台2daysを終えた直後の楽屋で、
「なんだろう?この3日目があるような感じ」と言っていたくらい
すでに戦闘態勢に入っていた地方公演ラストとなる福井!
TAの皆さんもガッツリ気合い入れて挑んでくださいね~!!!!
ツリコ